責任ある AI
制定日: 2026年5月1日
AI が扱うのは、人の評価・報酬・キャリアに関わる機微なデータです。WorkVell は AI を「速さ」より先に「信頼」で設計します。権限・出典・監督・データ保護という枠組みのなかでだけ、Vell のエージェントは動きます。
責任ある AI は、機能ではなく前提です
人事データを扱う以上、AI の信頼性は「あれば良いもの」ではありません。WorkVell が大切にする 4 つの価値です。
- 人を中心にした信頼:ユーザーが、自分のデータがどこでどう使われるかを把握・制御できる。AI は人の判断を置き換えるのではなく支えます。
- より良い意思決定:根拠とともに示す回答で、勘ではなくデータに基づく判断を後押し。誤りは出典をたどって検証できます。
- 規制への機敏さ:各国の労働法・個人情報保護(日本・EU・US・アジア)に対応する設計。規制変化に、革新を止めずに追従します。
- リスクの最小化:権限・監査・データ境界をエンジニアリングで強制。「便利だが危うい」を、仕組みで防ぎます。
私たちが守る 4 つの原則
WorkVell の AI 開発を貫く指針です。新しい AI 機能はすべて、この原則のもとで設計・レビューされます。
- 人間の可能性を高める:AI は定型作業を引き受け、人がより価値の高い仕事に集中するための道具です。意思決定の主役は、つねに人にあります。
- 社会に良い影響を:現場の負荷を下げ、公正な労務運用を支えることで、企業・従業員・社会に資する AI を目指します。
- 公平性と透明性:想定外の結果やバイアスのリスクをレビューし、回答には根拠と出典を添えます。ブラックボックスの断定はしません。
- プライバシーとセキュリティ:機微な個人情報を最優先で保護。暗号化・アクセス制御・データ境界を前提に AI を組み込みます。
原則を、実装に落とし込む
理念だけでは AI は信頼できません。WorkVell は次の 3 つの実践で原則を担保します。
- 設計段階から安全に:評価から提供まで、安全性とセキュリティを最優先で組み込み。お客様のデータを外部の公開モデルの学習に渡すことはありません。
- 人間中心・多様性への配慮:年齢・ITスキル・言語・アクセシビリティの異なる多様な利用者を想定。26 言語に対応し、誰もが使える形を目指します。
- 説明可能であること:どう作られ、何に基づいて答えたのかを明示。回答の根拠・出典をたどれるようにし、推測を事実として断定しません。
仕組みで守る、4 つの約束
ポリシーは宣言だけでは意味がありません。WorkVell の AI は、次のガードレールの内側でのみ動作します。
- 顧客データを学習に使わない:お客様のデータはテナント境界内で扱い、外部モデルの学習には利用しません。リージョン要件にも対応する設計です。
- 権限を越えない:AI は利用者の RBAC 権限の範囲でのみデータにアクセス。見えてはいけない情報は、AI にも見えません。
- 最終判断は人が行う:AI は提案・下書き・集計を担い、承認や評価などの決定は人が行います。AI が独断で確定処理をすることはありません。
- すべてを監査可能に:AI が行った参照・実行はすべて監査ログに記録。誰の依頼で何をしたかを、後から追跡・検証できます。
Vell は、この経路の内側でだけ動きます
依頼から記録まで。すべての処理が権限・テナント境界・人の承認・監査を通過します。顧客データを外部モデルの学習に渡すことはありません。
- 01 利用者の依頼:従業員・管理者からの質問や操作
- 02 RBAC 権限チェック:閲覧権限の範囲だけを通過
- 03 Vell が処理(テナント境界内):あなたのデータは境界の外に出ない
- 04 人による承認:確定・評価などの判断は人が行う
- 05 監査ログに記録:誰の依頼で何をしたかを後から追跡
ガバナンスと第三者基準
責任ある AI は、社内の善意だけでなく、外部の基準とプロセスで支えます。
- リスクベースのレビュー:新しい AI 機能は、影響度に応じたリスク評価を経て提供します。高リスクな処理ほど慎重なレビューを課します。
- プライバシー・バイ・デザイン:個人情報保護を設計段階から組み込み、暗号化・最小権限・データ境界を既定とします。
- 人による監督と是正:AI の出力は人が確認・修正できる前提で運用。問題があれば速やかに機能を停止・是正します。
当社は、AI マネジメントに関する国際規格 ISO/IEC 42001、NIST AI リスクマネジメントフレームワーク(AI RMF)、および EU AI 法(EU AI Act)等の国際的な枠組みを参照し、これらに整合するガバナンスの整備・改善を継続的に進めています。
精度に関する免責
Vell AI・給与計算・予測分析などの AI 機能は、入力データや前提条件に基づく参考情報として提供されるものであり、その正確性・完全性・特定目的への適合性を保証するものではありません。給与計算や税額の算定結果、予測分析の出力は、最終的にご担当者による確認・承認を前提としており、AI の出力のみをもって法的・financial な判断を確定するものではありません。適用法令・各社の就業規則・実データとの整合は、必ず人による検証を行ってください。
責任ある AI について、よくあるご質問
入力したデータは AI の学習に使われますか?
いいえ。お客様のデータはテナント境界内で処理し、外部モデルの学習には利用しません。AI への入力もこの方針の対象です。
AI が権限のないデータを見てしまうことはありませんか?
ありません。AI は利用者の RBAC 権限の範囲でのみデータにアクセスします。閲覧権限のない情報は AI にも渡りません。
AI の回答はどこまで信頼できますか?
規程やデータに基づく回答には出典を添付し、根拠をたどれる形で返します。推測を断定せず、不確かなことは正直にその旨を伝えます。
AI が自動で承認や評価を確定しますか?
いいえ。AI は集計・下書き・提案を担い、承認・評価などの最終判断は人が行います。AI が独断で確定処理を行うことはありません。
AI が誤った場合はどうなりますか?
すべての AI 操作は監査ログに残り、後から追跡・検証できます。問題のある機能は速やかに停止・是正する運用としています。